核家族化が顕著な現代、そのことを最も実感しているのは小児科医ではないでしょうか。
私は、小児科医が一人しかいない小さな病院から、集中治療を行う大病院まで、 多彩な病院で勤務してまいりました。
小児科の救急外来には様々な方が来られます。
以前、赤ん坊を抱えた若いお母さんが「赤ちゃんのおしっこがいつまでたってもオムツの CMで見るような青い色にならない」といって来られたことがあります。質問の内容も衝撃的でしたが、それを誰にも相談できず不安のままに病院を訪れたお母さんの孤立した状況を考えると これもまた衝撃的でした。
そこまで極端ではないにしろ、気軽に相談できる相手がおらず、育児書を片手に子育てをされている方は比較的多いのではないかと思います。他のお子さんと少しでも違うと、わが子は、特別なのではないか。また、母としての教育が至らないのではないかと、悩むお母さんが多いと思います。
お子さんの成長は一人一人違います。また、成長過程もそれぞれです。
的確な診断と治療そして丁寧な説明に勤め、わが子といる毎日を春が来たような暖かな幸せを感じて過ごす、そんな母と子の姿を、私は医師として支えていきたいと思っています。
そんな思いをこめて「はるくるキッズクリニック」と名付けました。
私自身も二児の母親です。
お母さんたちと、一緒に子育てを楽しんでいきたいと思っています。
北山田の地で、皆様とお目にかかれること楽しみにしています。